1.敷金とは

「敷金」とは、入居者が滞納や部屋の破損等、万が一に問題が起こった場合に備えて大家様に預けておくお金です。

このお金は原則返還されますが、家賃の滞納や入居者の負担により補修しなければならない部屋の破損等あった場合には、その金額を差し引いた金額が返還されます。またハウスクリーニング費用の入居者負担を義務付けている場合がほとんどですので、満額の返還はほとんどありませんが、綺麗に使えば返還される金額も増えます。

敷金の相場は首都圏では1~2ヶ月で、契約の際に支払います。

敷金の返還金額を増やすために以下のことに気をつけて下さい。

• 室内での喫煙をしない。
• 定期的に部屋の掃除をする。
• ネジ、釘、画鋲などで壁に穴を開けない。
• 壁や床に傷をつけない。
• キッチンの油汚れを放置しない。

その他入居者の問題で汚れや破損があった場合は、修理費用は原則入居者の負担となりますので気をつけましょう。

2.礼金とは

「礼金」とは、入居する際にオーナーにお礼として支払うお金です。地域によっては必要ない地域や呼び方が違う地域も存在します。

このお金は契約終了後も返還されることはありません。

礼金の相場は大体家賃の1ヶ月~2ヶ月分で、契約の際に支払います。

3.その他入居の際にかかる費用

• 火災保険加入費用

震災などのための保険で、入居者に加入を義務付けているケースがほとんどです。相場は15,000円～30,000円が相場で、契約の際に支払います。

• 不動産仲介手数料

お部屋を仲介してくれた不動産会社に家賃の1ヶ月分を契約成立時に支払います。法律的には1ヶ月以内と定められており、ほとんどの不動産会社が1ヶ月分の手数料で仲介を行っております。(消費税がかかります。）

• 前家賃

お部屋を借りる際は前払いが原則となっておりますので、契約の際に入居開始月の家賃を支払います。また、入居開始日が月の途中の場合は日割り金額と翌月分の家賃も合わせて請求されるケースがほとんどです。

• 鍵交換費用

請求されないケースや入居者の判断による場合がありますが、前入居者が合鍵を作っていたことなどによる犯罪などのトラブルを未然に防ぐためにも鍵交換を行うことを強制される場合もあります。

鍵の種類にもよりますが、相場は10,000円~30,000円程度で、契約時に支払います。(消費税がかかります。）

• 保証会社利用料

保証会社とは、連帯保証人（親族など）の代わりに保証サービスを提供している会社のことです。

保証会社を利用することで、連帯保証人がなくても部屋を借りられます。

保証会社利用料とはこの「保証会社」を利用するための費用のことで、

家賃・共益費・管理費・駐車場などの1ヶ月の固定費用の約50％～100％程度を契約時に1回支払います。

またその後、翌年から年間保証料として毎年10,000円をお支払い頂くケースと毎月1,000円～2,000円、若しくは1ヶ月の固定費用の1~3％をお支払い頂くケースもあります。

• 24時間サポート

部屋の設備にトラブルがあった場合に相談や駆けつけサポートするサービスです。

相場は2年間で15,000円～20,000円、毎月500円~1,500円程度です。